身体を温めることで、毎日を元気に過ごそう!

私は、子どものころから喉が弱く、風邪をひきやすい体質でした。大人になってからも体調を崩しやすく、よく喉が痛くなり、毎月のように耳鼻科を受診していました。また、30代以降も、検査や通院、薬代などの医療費が家計を圧迫するのが、悩みでした。

そんな私が、少しづつ体調管理に自信が持てるようになり、ある簡単な方法に出会ったので、今回は、家族にもお財布にも優しい、「体を温める」ことの効用について、ご紹介させていただきます!

体を温めることで、悩みが解消できたこと

私は体質的に冷え性だったので、学生の頃から生理も重く、保健室のお世話になることもたびたびありました。社会人になってからも、鎮痛剤をいつもカバンの中に入れて持ち歩いていました。当時は、生理痛には冷えがよくないという知識がなく、痛ければ痛み止めを飲めばいいという感じでした。

そんな中、結婚してからは不妊にも悩みました。結婚3年目に、知人の勧めで総合病院の産婦人科に初めて行きました。検査の結果、異常は見つかりませんでしたが、体を温めるために処方された「温経湯」という漢方薬を飲み始めました。その後、基礎体温を測ったりタイミング療法で、時間はかかりましたが、32歳で長女を無事に出産しました。

その後、初めての子育てに右往左往しているうちに、一人っ子の悩みも増えてきました。長女のためにも、妹か弟がいたらいいなあと二人目が欲しくなりましたが、そう思ってすぐに授かれる体質に改善されるほどには至っていませんでした。

まずは、長女を出産した総合病院へ相談に行き、診察の結果、黄体機能不全という診断にとてもショックを受けました。これを契機に、以前から気になっていた鍼とお灸を試してみることにしました。

週1回、鍼とお灸の施術を受けると、とても気持ちよく癒されました。鍼灸師さんの勧めで、妊娠しやすい体質改善のための生活習慣や体を温めるために摂ったほうが良い食べ物など、たくさんのアドバイスをいただき、それらを実践していきました。

お灸については、毎日、自宅でも行うように勧められ、せんねん灸を買ってきて、不妊に効くツボである、三陰交「さんいんこう」(うちくるぶしの出っ張っている骨から指4本分ほど上にあるツボ)と関元「かんげん」(へそから指4本分ほど下に下がったところにあるツボ)を教わって毎晩、お灸を続けました。

その後、食事にも気を付けるようになり、バランスよく身体を温める食材を意識的に使って調理するようにしました。その後、ややしばらくして第2子を妊娠することができ、37歳の時に長男を無事に出産することができたのです。

これらの経験を通して、身体を温めることの大切さを学びました。

長男は、3.7キロ超で生まれ、とっても大きく重くて、抱っこやお世話をするのがとても大変で、肩こりや腰痛にも悩まされていました。そこで、長女の時にお世話になった鍼灸師さんの紹介で、ほかの鍼灸師の先生の所へ通うことにしました。そちらで腰痛や肩こりの治療をしていただきながら、できたら第3子を授かりたいと思っていた私は、不妊気味の体質であることをお伝えし、一緒にその治療もお願いをしていました。

また、普段から、ショウガ紅茶をマグボトルに入れて飲むようになり、内面からショウガで体を温め、鍼やお灸と併せた効果でしょうか、39歳の時に、無事に次男を出産できたのです。

「冷え」は万病のもと!

次男が2、3歳のころ、完璧主義で育児を頑張りすぎて、心臓の痛みと呼吸困難の症状が続き、内科で様々な検査をしました。結局、内科的な原因が見つからず、心臓神経症という病名が付きました。そして心療内科を受診するように勧められたので、あまりにも辛かったので受診すると、なんと原因は「冷え」だといわれたのです。

どんな病名とお薬を出されてしまうのかとびくびくしていたので、拍子抜けしたのを覚えています。飲み薬も何も処方されず、「ぬるめのお風呂に毎日2時間つかるように!」とだけ言われたのです。

症状を緩和するには背中の筋肉のコリをほぐさなければならず、そのためには体を芯から温めることが大切だということでした。体表面の温度と体の芯の温度がイコールになると、湯船の中で「あ、今温度が一致した!」と気が付くようになります。だいだい15分から20分経過するとそれが分かります。

そして、冷えは心の病には大敵で、逆に体の芯が温かい人はイライラすることも少なく、心を病まないというのです。確かに、あったかいとホッとしますし安心しますよね。納得しました。

その後、そのクリニックの健康セミナーに参加し、「冷え」が体に及ぼす影響について教えてもらいました。一番印象に残った話は、「ダイエット目的に1日2リットル以上の水を飲むのはやめた方がいい」という話でした。水分を取りすぎると体が冷えやすくなるのだそうです。真夏でも氷いっぱいの冷たい飲み物を飲むのはよくないそうです。

四季を通じて飲み物の温度は自分の体温よりも低い物は避けるようにとのことでした。真夏に冷たいものやキンキンに冷えたビールを飲むときは、お湯や温かい飲み物をチェイサーにして飲むようにと教えてもらいました。私の場合、冷たい水分を取りすぎてめまいを起こしたことがあるので、毎日職場にもっていくマイボトルは温かいもので1リットルまでにしています。

また、体を温める食べ物と、冷やす食べ物もリストでいただき、とても参考になりましたが、北で作られる作物は体を温めてくれるけど、南で作られる食べ物は体を冷やすという話、みなさんもよくご存じではないのでしょうか?

また、私は靴下を3枚履くことを勧められ、真夏でも寝るときもずっと靴下は3枚履いています。末端冷え性でしたが、靴下を3枚履くと改善されます。暑くて靴下を脱ぎたくなる時は、逆に体の芯が冷えているときが多く、体の芯まで温まっているときは真夏でも靴下を暑く感じなくなりました。不思議です。暑がりな人ほど体の芯が冷えているということを聞きましたが、身をもって経験して納得です。

コロナ禍で、毎日体温を測ってから出かけるようになって、子どもたちも自分の平熱が分かるようになり、いいことだと思います。「冷えは万病のもと」は理にかなっていると思います。免疫力も体が冷えていると下がるという理屈が分かります。平熱を下げないように、ふだんから「冷え」を取り除く習慣を続けようと思います。

首こり、肩こりには使い捨てカイロで、簡単に温灸!

私自身、20代のときに、むち打ちを経験したため、ストレートネックで首こりに悩まされてきました。疲れると首がこり、張ってきて具合が悪くなります。首こり専門の病院をみつけて、定期的に診察を受け、鍼灸の治療を系列の鍼灸治療院で受けています。専門の機械で電気治療をして、温灸と鍼も打ってくれます。

残念ながら、完治はしないので上手に付き合っていくしかなく、首を冷やさないように、夏でもスカーフは手放せません。温めると凝りが和らぐので、冬場辛いときは、貼れる使い捨てカイロで、温灸をしています。血行が良くなって痛みが和らぎます。ただ、長時間や就寝時に貼りっぱなしは低温やけどの危険性が高まるので、注意しましょう。

また、円皮鍼も愛用しています。痛いところに直接貼っておくと鍼が効いてきて、症状が改善されます。肌色のテープであまり目立たないので、とても助かっています。

また、仲良くしている高校時代の先輩が、耳つぼのセラピストをしているので、耳つぼ健康法も教えてもらい、時々耳もみをしています。耳は胎児がお母さんの子宮の中にいたときのように、頭を下にしている姿に似ており、そのままの場所が全身の反射区になっているそうです。耳をもんだだけで、全身がすぐにポカポカしてくるので、不思議ですが効果がすぐにわかります。簡単ですから、ぜひ耳もみもお試しください。

鍼、お灸、ツボ押しなどでセルフケアができるのは、コロナ禍の中でとてもいいことだと思います。とにかく体を温める、胃腸も温める、それで健康維持ができるのは、うれしいことだと思いませんか?

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